先日(2月末)に受験した簿記3級の試験の結果発表がありました。
結果は・・・
100点満点で合格^^ 嬉しい!
簿記3級は、転職に有利、お金の基礎知識が学べる、コスパが良いなど、評判の高い資格です。
一方で、簿記の知識が全くない状態での勉強スタートだったので、不安でした。
臨床でめちゃくちゃ忙しい中で、どうやって勉強を進めていくべきか?悩む方も多いと思います。
そんな方のために本日は、忙しい人でも再現性の高い、具体的な簿記3級の勉強法についてまとめました。
※簿記を受けてみた感想についてはこちらで紹介しています
※FPについて気になっている方はこちら
忙しい人のための簿記3級の3つの勉強方法
前提条件:勉強の期間は、3ヶ月くらい
勉強の期間は余裕を持って3ヶ月程度見ておくのがおすすめです。
ときどきSNSなどで「1週間で取得した」とか「数日間、過去問を解くだけで合格した」といった声がありますが、資格は取るだけでなく理解を深め、今後に活かすことが大切だと思いますので、短期集中よりも長期間で余裕を持って少しづつ学ぶのがおすすめです。
前提条件:通信講座を利用する
簿記3級の勉強は、通信講座やスクールを利用するほうがおすすめです。
独学で勉強するよりも効率が良いし、理解が深まるからです。
僕は、通信講座のクレアールを利用しました。
価格帯が他社と比べて安く(1万円程度)、教材がシンプルで勉強しやすかったです。
もちろん、他にもさまざまな通信講座があるので、一度調べてみてください。^^
具体的な日程は?
僕の実際のスケジュールは以下のとおりです。
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11月中旬:試験申し込み 1-2週間で教材が届く
12月初旬〜1月中旬:クレアールの講義を見つつ問題集を解く
1月中旬〜2月中旬:過去問題集(クレアールのパックに入っている)を解く
2月中旬〜本番3日前:直前答練(クレアール)を解く+ミスをマインドマップにまとめる
本番3日前〜本番前日:過去問・直前答練の2周目を解く+ミスをマインドマップに追加
本番当日:自分で作ったマインドマップ(ミスをまとめたもの)をみなおす
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3ヶ月のうち2ヶ月で講義をみおえて、残りは演習に集中する方針で勉強しました。
「マインドマップってなに?」と感じる方もいると思いますので、後で詳しく述べますね。
簿記3級の勉強法① 毎日講義と演習を「1時間だけ」やる
「演習30分+講義30分」でリズムを作る
まず、簿記の勉強は「頭で暗記する」というより「手が覚える」ことが大切です。
そのため演習の時間を毎日確保するのが合格の鍵です。
僕は日中は忙しかったため、1日で充てられる時間は多くても1時間。
そのため、
問題集を前半の30分、講義を後半の30分で計1時間だけ勉強しました。
前半で演習の時間を取ったのは、始めの30分のほうが集中力が保てるからです。
また、クレアールの講義の動画は講師がゆっくりお話されているので、1.5-1.75倍の速度で見ていました。
もちろん、クレアールの講義や演習の章によっては「試算表」など時間や労力がかなりかかるときがあったので、その際は多少問題集ができていなくても気にせず、講義を先へ進むことを意識しました。
講義をみ終えたら、問題集は途中でも過去問演習に移る
講義をみ終えたあとは、問題集を無理して最後まで解き切る必要はありません。
僕は、クレアールの講義をみおえた1月中旬以降は、1日1時間を演習(過去問題や答練)のみに使いました。
なぜなら、過去問や答練のみで演習の時間を十分に確保できるからです。
終盤にかかってくると「試算表」など1問あたりの時間が非常にかかる分野が出てきて大変ですから、無理はしなくていいと思います。
問題集の演習で完璧を目指さずとも、過去問をしっかりカバーすれば問題ないです^^
簿記3級の勉強法② 1週間前の問題を解く時間をつくる
エビングハウスの忘却曲線を意識する
みなさんは、エビングハウスの忘却曲線というものを聞いたことがあるでしょうか?
(引用元:「エビングハウス忘却曲線」から分かる効率的な復習のタイミングとは? | マナブレイン https://mana-brain.com/post-302/)
人の記憶は、1日で40%、1週間で70%、1ヶ月で80%も失われてしまうそうです。
そのため、少しづつでもいいので「何度も繰り返し」勉強することで記憶に残りやすいと言われています。
具体的に理論をどう活かすか
では、こういった理論を知った上で、具体的にどうやって勉強するのが良いのでしょうか?
忘却を防ぐために最も効率をよくするには、
1日以内に10分、1週間以内に5分、1ヶ月以内に2-4分の復習と言われています。
そこで、僕は演習30分のうち、
前日の講義の範囲の問題を1ページ+1週間前の講義の範囲の問題を1ページ
を解くことで、1日前の知識の復習と、1週間前の復習がリズムよくできました。
また、1つの問題を2回ずつ解き回数を重ねることがで記憶の定着が狙えます。
覚えているつもりでも、1週間前の記憶というのは意外と忘れているものです。
遠回りなようで、一番効率がよかった気がします!
簿記3級の勉強法③ マインドマップを活用する
引用元:マインドマップ活用の5ステップ 書き方やメリット、おすすめの使い方 -Appliv TOPICS https://mag.app-liv.jp/archive/125598/
みなさんは「マインドマップ」を知っているでしょうか?
マインドマップは、もともとは
自分の考え方を図にしてわかりやすくするのに便利なツールですが、
簿記の勉強においても非常に役に立ちました。
僕は、クレアールの問題や過去問でつまづいたポイントや覚えておきたい知識をマインドマップにまとめました。
自分の弱点がひと目で確認できるので、おすすめです。
毎回の過去問題を解くたびにそのマインドマップを見直すことで復習になりますし、
本番前にも自分だけの「虎の巻」を眺めることで安心できると思います。
ちなみに僕は、直前にこんな感じ。(一部です。)
ちなみに、僕が使用しているマインドマップのアプリは「Mind Meister」です。
簿記以外のことにも使用しているので有料版を購入していますが、
無料でも3つまで使えるのでおすすめです^^
まとめ:忙しい人のためのシンプルな簿記3級勉強法
・3ヶ月かけて余裕を持って勉強を開始
・勉強時間は毎日1時間だけ
・講義と演習を淡々とすすめる
・1週間前の復習もしながら勉強をすすめる
・マインドマップを活用する
簿記3級は70点とれば合格なので、100点を取る必要があるわけではありません。
しかし上記の勉強をすすめるだけで100点を狙える実力は身につくと思いますよ^^
以上、参考になれば幸いです。
●おすすめの本
勉強方法については家庭教師のバイトをしていたこともあり色んなものを読みました。
こちらの本は、非常に面白かったです。
勉強に疲れたときの癒やしは、育児漫画でした。
倉田けいさんの漫画は最高です。
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