【腎臓内科医・透析医必見】透析専門研修指導マニュアルのダウンロード方法、活用方法について解説【どこにある?使い方は?】

専攻医

透析専門医試験のために透析専門研修指導マニュアルが必要らしいけど、どこにあるか分からない…

専攻医

透析について、まとまった解説本がほしいな。

こんな人向けの記事です。

先日、こんなツイートをしたらちょっとした反響がありました。

ただし、この指導医マニュアル、ダウンロードできる場所が非常にわかりにくいです。

また、透析専門医試験の対策以外に使い所があるのか?という疑問もあるはず。

今回の記事では、

①透析専門研修指導医マニュアルとはなにか?

②どこでダウンロードできるのか?

③どんなシチュエーションで指導医マニュアルを使うか

の3本を解説していきます。

腎臓内科医、透析医だけでなく、内科専攻医や研修医の方にも参考になるかと思います。

ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです!

目次

透析専門研修指導マニュアルとは?

聴診器, 病院, 医者, 健康, 薬, ヘルスケア, 診療所, 医学, 医師

透析の指導・専門医試験対策を目的に学会が発行

透析専門研修指導医マニュアルとは、透析専透析専門医試験のための参考書として、日本透析医学会が出しているものです。

本学会専門医制度委員会は,専門研修指導マニュアルの改定を行ってきました。各項目について,EBM(evidence based medicine)を重視し,最新疫学・薬剤情報も取り入れ,専門研修指導医の指導内容を統一できる専門研修指導マニュアル第5版を作成しました。この指導マニュアルを教科書として,ならびに専門研修トレーニング問題解説集を試験問題対策として,両者ご活用いただければ幸いです。

専門研修指導マニュアル第5版 序文より引用

EBMを重視してくれているおかげで、比較的こまめに版を重ねており、2023年5月20日に第5版が作られています。

おちば

こまめに改訂されているのがありがたいですね。

データ(PDF)形式でダウンロード可能

本としては一般発売はされておらず、PDFデータとしてダウンロードできる形式になっています。

日本透析医学会ホームページからダウンロードできます。

ただ、ダウンロード方法がわかりにくいことで定評があるため、後々にそれを解説しますね。

内容は550ページ以上!?ボリュームがすごい

指導マニュアルは、総ページ数はなんと556ページ!!!

専攻医

…もはや辞書やん

学会が力をいれて作っているだけあって、それぞれの章は非常に詳しく、内容が充実しています。

図や表も多く、元となる文献もシッカリ載っています。

ただ、ボリュームがかなり多いので、通読するというよりは、分からないところをその度に部分的に参照するといった使い方がオススメです。

透析医学会会員なら無料でゲットできる!

これだけ充実した内容のマニュアルなので、高くつくのでは…?と思いますが、なんと透析医学会に入会していれば、無料で手に入れることができます。

yearnoteみたいなボリューム感なので、普通に参考書として売っていたら10000円は下らないと思います。

めちゃくちゃお得です。

透析専門研修指導マニュアルは、どこからダウンロードできる?

こんなとっても便利な指導医マニュアルですが、1つ難点があります。

それは、ダウンロードできる場所がわかりにくすぎる、ということ。

僕は、試験勉強を始めるにあたり、30分以上このマニュアル探しに費やしたという苦い思い出があります。

みなさんが同じ目に合わないよう、どこからダウンロードするかをご説明します。

①日本透析医学会ホームページへ

まずは、透析医学会ホームページへ行きます。

②マイページにログイン

そこから、マイページにログインします。

③会員ログインフォームへ(ポップアップブロックに注意!)

そこからさらにMENUを開き、一番下の会員ログインフォームへ入ります。

(個人情報があるので隠してます)

このときの注意点としては、会員ログインフォームをクリックしてもポップアップブロックがあると入れないことがある点です。

ポップアップブロックとは、普段はネット上の広告をブロックしてくれるありがたい機能ですが、どうやら会員ログインフォームまでブロックしてしまうよう。

僕はMacユーザーですが、Safariから永遠に入れなかったので、ブラウザをGoogle Chromeへ変更したところ、無事入れました。

Safariでログインしたい場合は、Safariのポップアップブロックの設定を解除することで入ることができるようです。

Google ChromeでもAdBlockなどの拡張機能を入れている場合入れないことがあるので、ダメなら一時的に設定変更を検討しましょう。

④「専門医制度に関する情報」の「専門研修指導マニュアル」をクリック

無事会員専用ページまでたどり着けたら、専門研修指導マニュアルをクリック。

⑤序文の下の「次へ」をクリック

第5版のながーい序文があるので、その下にある「次へ」をクリックします。

⑥各章ごとにダウンロードできます

お疲れ様でした!無事目次へたどり着けましたね。

ダウンロードは章ごとに可能です。各章の青文字をクリックしたらOK。

おちば

何回も検索して来るの大変なので、たどり着けたら全部とりあえずダウンロードしておくのがオススメです。笑

透析専門研修指導マニュアルの使い方は?

透析専門研修指導マニュアルは、主に3つの使い方があります。

①透析専門医試験の勉強に使う

②透析専門医レポートのために使う

③実臨床で透析について分からない時に調べる

①透析専門医試験の勉強に使う

1つ目は、「透析専門医試験の勉強に使う」です。

コレが一番多くの人の使い道だと思います。

公式が出している試験対策の参考書なだけあって、間違ったことは基本書いてません。

透析学会から送られてくる問題集と、過去のセルトレを解いていく際に、この本を参考書として読むようにしましょう。

おちば

医師国家試験や内科専門医試験のときのyearnote的なポジションです。

この本を読んでもイマイチ分かりにくかったら、市販の参考書を見ると良いでしょう。

僕は、透析の詳細な原理などが苦手だったので、この本を読んでもわかりにくい点は透析処方ロジックで補強しました。

過去のこちらの記事でも紹介した本です。

②透析専門医レポートの考察作りに使う

次の使い道としては、「透析専門医レポートの考察作りに使う」です。

透析専門医を取得するために書くレポートでは、これまでのJ-OSLERやJ-OSLER-JINと同様に、最後に文献を引用しながらの考察を記載する必要があります。

(ただ、J-OSLER、J-OSLER-JINとは異なり、A41枚しばりなので、考察の内容を書く欄は小さめで、短めです。)

この考察のネタとして、この指導マニュアルはめちゃくちゃ活用できます。

文章そのまま載せるはグレーですが、表現を変えながら記載することで対応可能です。引用文献も載っているので、一次文献をすぐに参照することができます。

僕がレポートを書いた時はこのマニュアルは使わずに作りましたが、かなり大変でした…

ぜひ、これから透析専門医のレポートを書く方は、このマニュアルを活用して効率的にレポートを作っていってください!

おちば

レポートに使えること、もっと早くに知っておきたかった・・・😭(マニュアルの存在は知ってはいましたが、こんなにレポートで使えるほど内容が充実していると知っりませんでした)

③ガイドラインのように日常診療で使う

最後は、「日常診療で分からないことがあったときに使う」です。

現状、様々なマニュアル本や医学書が出版されていますが、値段や内容の充実具合でこの本に勝るものはありません。

試験対策としてのマニュアルだから、実践的には使えないのでは?と思われるかもですが、全然そんなことないです。

むしろこまめにアップデートされているので、そのへんに売ってる数年前に発行された医学書よりも最新の内容をカバーできていたりします。

たとえば、過去に記事にしましたが、透析患者のピロリ菌の除菌の具体的な処方例や

P吸着薬のこととか、

(勉強のためアンダーライン引いてます、すみません💦)

その他、いろんなことがエビデンス込み込みで載っています。

透析についてはガイドラインのアップデートがなかなかされませんが、この専門研修指導マニュアルをガイドラインみたいな感覚で定期的に読みこんでいくのはオススメです!

日常診療でも使えそうな章は?

どの章も非常に丁寧に作られていますが、日常診療で一番使えそうなのは、「Ⅶ 維持透析患者合併症です。

この章だけでも130〜372Pまで(合計で約250ページ)と、マニュアルの半分を占めています。量がすさまじく多いですが、タメになる情報がまとまっており、充実しています。

自分の診ている透析患者さんで分からないことがあれば、一度は参考にしてみるのがよいかと思います。

まとめ:透析に関わる人は、必ずダウンロードしておこう!

透析指導マニュアルについて解説していきました。

透析専門医試験のための勉強を始めるまで、こんなに使える参考書がまさか無料で手に入ることは知りませんでした…

ぜひみなさんの参考になれば幸いです!

■関連記事

・透析専門医レポート対策など、まとめています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

アラサーの男性医師。内科専門医/透析専門医/腎臓専門医。
腎臓内科医として市中病院で勤務しています。
忙し過ぎる研修医〜専攻医を含め若手医師向けに、医師のキャリア・専門医試験/レポート対策・仕事のコツ・医学の勉強・資産形成などのお役立ち情報をまとめています。
仕事も家庭も大切にしたいと思うひとの力になれたら嬉しいです。
趣味は音楽、読書、公園巡り。

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