【男性の育休】育休を「産褥期」で取得するべき3つの理由

育休を取りたい!と思っている男性の中には、いつ取ろうか悩まれている方も多いと思います。

パパの育休でもし迷っているのなら「産褥期」に取得するのがオススメです。

以下、僕自身の経験を踏まえて理由を解説していきます。

目次

「産褥期」とは?

そもそも「産褥期」という言葉に聞き覚えはあるでしょうか?

パパママになるまで、「産褥期」という言葉はあまり聞き慣れていないかもしれません。

産褥期とは、生まれてから6〜8週間以内のことを指します。

(ちなみに、似たような意味の言葉として「新生児期」がありますが、これは生まれてから28日以内のことを指すため、厳密には違うようです)

出産後に、ママの体が元に戻ろうと様々な変化を起こしている、大切な時期です。

産褥の「褥」とは、布団を意味する言葉であり、布団を敷きっぱなしにして休むという古くからの慣習を意味しているみたいです。

産褥期に男性が育休を取得するメリット

はじめに結論からいうと、

この時期の男性育休取得は、

ママが里帰り出産をしていないならばマスト

といっても過言ではありません。

理由は3つあります。

①妻の身体的サポート

出産後の退院は意外と早い

分娩直後は、妊婦の時期の基礎体力の衰えに加え、出産における体力消耗が加わり、体調が優れないことが多いです。

父親

出産後しばらくは入院しているから大丈夫なのでは?

そう思う方は多いかもしれません。

僕も子どもが生まれるまで知らなかったのですが、

正常分娩の場合は生後5日目、帝王切開でも生後7日目

で退院するのが一般的です。

え、もう退院!?

とびっくりしてしまうくらい、意外と早いんです。

僕の妻は出産のときに会陰切開したのですが、

傷口の痛みがかなり強く、退院後も数週間の間は椅子に座るのも難しい状態でした。。。

また、妻は体型が小さい割に子が大きかった(3500g程度)だったため、

お腹は裂けまくっていましたし、骨盤もゆがんで腰を痛がっていました

(しばらく経ってから骨盤の整体に行った時にかなりのゆがみを指摘されたようです。)

ボロボロの状態の妻がワンオペになると・・・

そんなママはボロボロの体で、小さな子を抱えて家に帰ってきます。

体力はほとんどゼロの状態です。

産褥期のママの体内では、もとの体に戻るために、

子宮などの性器の退行性変化や乳腺の進行性変化など

が目まぐるしく起きており、様々なリスクがつきまとっています。

出血過多(分娩後出血)、子宮の感染症、乳腺炎etc・・・

そういった合併症の予防のためにも大切なのは、

しっかり休んでもらうことです。

昔からのことばで、「産後の床上げ」というものがあります。

これは、出産直後のお母さんが肉体的・精神的に養生する期間を指しており、

布団を敷きっぱなしにして赤ちゃんの世話だけに集中できるようにし、

休めるときはトコトン休んでもらうべき、という意味があります。

「産褥期」の言葉の由来と似ていますね。

②妻の精神的サポート 〜産後うつの予防〜

産後うつのリスクが最も高いのは、この産褥期と言われています。

産後の精神病は、「マタニティブルー」と「産後うつ」があります。

出産後2-3日以内に発症し、2週間以内に解消するのが「マタニティブルー」です。

一方で、重症である産後うつの場合は発症後2週間以上続き、

最悪の場合自殺に至る

と言われており、命の危険があります。

妻は里帰り出産で僕も数日間サポートが入れたこともあってか、大きく落ち込んだりすることはありませんでしたが、

それでも初めての育児で神経が張り詰めていた印象でした。

僕も出産直後しばらく義実家で妻と過ごしていましたが、

●子に布団がちゃんとかかっているか

●逆に顔の部分まで布団が被さっていないか

●ミルクの吐き戻ししていないか

●ちゃんと息してるか(心配しすぎかもですが・・・)

などなど緊張して夜中は眠りが浅かったのを覚えています💦

今考えると気にしすぎだったのかもしれませんが、

その当時の僕にとっては人生初めての経験で、

医師とはいえ新生児と過ごす時間はほとんどなかったため

なかなかゆっくりと過ごすことはできませんでした。

こういった慣れない環境において、当然睡眠不足になります。

また、母親は出産直後はホルモンバランスが安定していないため精神的に不安定になることは容易に想像がつきますよね。

体の不調だけでなく精神面での不調に対してのケア目的の意味でもこの時期は育休を取得したいところです。

③パパ休暇の適応が可能

出産直後である産褥期の育休取得は、制度上においても便利です。

「パパ休暇」とは、

ママの出産後8週間以内の期間内に、パパが育児休業を取得した場合には、

特別な事情がなくても、再度、パパが育児休業を取得できる

出典:厚生労働省ホームページ

という制度です。

つまり、一般的には一度取ってしまうと他の時期に取れない育休が

もう一回別の時期に取得できます

パパ休暇

(厚生省HPより)

もう一度別の時期に取得することを前提に出産直後の妻をサポート出来るのは、

実家などの第3者のサポートの少ない場合にはかなり大きいメリットになると思います。

国がこういった制度を作る背景には、

以前の二世代、三世代で暮らしていた家族が多かった時代には祖父母などのサポートが大きかったのに対し

核家族化が進み、パパとママの2人で子育てをする家庭が増えている現状で、

産褥期である8週以内のママの負担を出来る限り減らしてあげたいという考えがあるのでしょう。

※パパ休暇の取得で2回育休をとるのは制度上はOKですが、事前に会社と相談しておくようにしましょう。

まとめ:育休は産褥期に取るのがオススメ

産褥期に男性が育休を取るメリット

◎妻も子はギリギリの状態!産褥期の再出血や産後うつに対して早期発見や予防の意義がある

◎「パパ休暇」の適応が可能なので、他の時期にもう一回育休を取れる

里帰り出産していないならば、絶対に取得がオススメ

いかがだったでしょうか?

産褥期は、育児が始まる大切な時期です。

特に、近くにママ・パパの家族がいないときは、パパが家事育児を積極的に行っていくことで、スムーズな育児をスタートできると思いますので、ご検討ください。

では!

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この記事を書いた人

アラサーの男性医師。内科専門医/透析専門医/腎臓専門医。
腎臓内科医として市中病院で勤務しつつ、フルタイム妻と一緒に実家遠方子育て中。(育児休業後)
忙し過ぎる若手医師向けに、医師のキャリア・専門医試験/レポート対策・仕事のコツ・医学の勉強などお役立ち情報を発信しています。
医師として頑張りたい、けれど家庭やプライベートも同じくらい大切にしたい!
そんな人の力になれたら嬉しいです。
趣味は音楽、読書、公園巡り。

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