内科学会雑誌、毎月読んでいて楽しいね
・・・(J-OSLERで使う時くらいしか読んでない・・・)
日本内科学会雑誌、取ってる?捨ててる?
内科学会に入ったら誰しももらう日本内科学会雑誌、略して「日内会誌」。
毎月送られてきて、みなさんの本棚をキレイに飾っていると思います。
ちょうどいい読みやすさとマニアックさとエビデンスを兼ね備えているから便利だよね。
ただ、毎月送られてくる分、すぐに本棚に溜まってしまいます。
かといってすぐに捨てるのも勿体ない気がするし・・・
一体いつ捨てるのが正解なんでしょうか?
そんな疑問を抱いたので、調べてみました。笑
インターネット上で、バックナンバーは読める
じつは、インターネット上に、ある程度日内会誌のバックナンバーは載っているんです。
ネット上でたまに調べごとをした時にJ-stageってやつがあるのはご存知でしょうか?
J-STAGE(ジェイ・ステージ)は、文部科学省所管の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が運営する電子ジャーナルの無料公開システム。(中略) 情報の迅速な流通と国際情報発信力の強化、オープンアクセスの推進を目的とする。
Wikipediaより
j-stageを使えば、無料で日内会誌の記事を読むことができます。
あれ?ネットで見れるなら、わざわざ雑誌を取っておく必要がないのかな?どのくらい最新のものまでネット上で読めるのかな?
結論:日本内科学会雑誌のPDF版は、直近1年より前のバックナンバーはネットで読める
どうやら調べてみると、
直近1年以前のものなら無料で読める
ということが分かりました。
1年以上前のバックナンバーに関してはいつでも読めるんです。
え、内科学会に入ってからのぶん、全てとってたのに・・・!
日内会誌をPDFで読むメリット・デメリット
では、データとして読むか、本で読むか、どっちが良いのでしょうか?
(好みと言われたらそれまでですが、)両者を比較してみました。
日内会誌をPDFで読むメリット
①検索性に優れる
日常の診療や、J-OSLERで調べごとをする時に、
(専門ではない分野において)最新の知見を調べたいけど
そこまで時間をかけたくない時、ありますよね?
そんな時に内科学会雑誌が強い味方になってくれます。
知りたいことをGoogle検索でキーワードにネットで検索をかけると、内科学会雑誌のバックナンバーにほとんどの確率で出会うことができます。
また、ネット上にある記事は検索可能なPDFになっている(OCR)ので、単語で検索をかけることにより、読みたい箇所へたどり着くのが非常にカンタンです。
②かさばらない
日本内科学会雑誌によって机の本棚が圧迫されまくっている先生、医局に1人はいますよね。
何を隠そう、僕もその一人でした。。。
しかし、ネット上で1年前以前のものはいつでも読めると知っていれば、遠慮なく不要なバックナンバーを処分していくことができますね。
内科学会雑誌に限った話ではありませんが、
最初は勇気が要りますが、本を電子化して管理することに一度慣れてしまうと元の生活に戻れないほど快適です(^^)
僕は裁断機とスキャナーを使って自宅の医学書を全て電子化しました。便利ですよ!
データで内科学会雑誌を読むデメリット
①お気に入りの号の記事をまとめて読むのが難しい。
J-STAGEのページに進むと分かりますが、それぞれの記事ごとにPDFが分かれています。
そのため、ある号を1冊まとめて読みたい!という方には不便かもしれません。
お気に入りの号は、本で持っておくのが使いやすいですね。
②J-STAGEの公式からの検索は、使いにくい
先程、データの日内会誌は、検索ができることがメリットであるとお伝えしましたが、
間違ってもJ-STAGEのHPから検索にかけてはいけません。
なぜなら検索機能がイマイチだからです。
たとえば、「検索」という欄に「腎臓学会」と入れて・・・・
発行日の「新しい順」をクリックすると、腎臓学会雑誌の最新号がみられるかと思いきや・・・
最初に出てくる記事は・・・
まあ、多くの方は「J-STAGEで雑誌を検索する」なんて使い方をしないと思いますが。。。
まさかの血管外科学会雑誌!全然ちがう文献やんけ!
※ネットに上がっている中で最新のものが読みたければ、
「日本内科学会雑誌」のページから、最新号をクリックして進みましょう。
まとめ:日本内科学会雑誌は、1年経ったら捨てましょう。
直近1年分以外は、日本内科学会雑誌は全てJ-Stageで読めます。
Googleで検索を入れれば、日本内科学会雑誌のページには容易にたどり着けるかと思います。
一方で、最新1年分はデータ化されていないので、
本棚にとっておくか、裁断機とスキャナーを使って電子書籍化してみましょう!^^
うまく利用して、J-OSLERや日々の診療に生かしていきたいですね。
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