【医学よりも知っておきたい!】医師が幸せを最大化するための「3つの資本」とは?

専攻医

当直や時間外勤務が忙しすぎて、妻や子供、親しい友人との時間が十分に取れない💦どうすればいいんだろう…

専攻医

ヤブ医者にはなりたくない。けど、仕事ばかりやっていたら人間関係がどんどんなくなってしまう…どう折り合いをつければいいんだろう…

こんな人におすすめの記事です。

医師の日常業務は、日々忙しいですよね。

仕事が忙しいと、充実感が得られますが、その一方で家族や友人との時間が十分に取れなかったり、仕事以外の人間関係を広げられなかったりします。

かといって、研修医が終わった瞬間にバイト医になったり専門性を磨けない職場へ進むのも不安ですよね💦

仕事をするのは幸せになるため。

でもその幸せって、そもそもどうやって得られるんだろうか…?

そんな悩みに答えを出せる「幸福の資本論」という本を紹介します。

この記事では

・幸福であるための「3つの資本」とは

・医師における「3つの資本」の特徴

・医師が「3つの資本」を増やすためにすべきこと

をご紹介します。

目次

前提:幸福であるための「3つの資本」ってなに?

お金, ファイナンス, モーゲージ, ローン, 不動産, 仕事, 成功, 両替

人は、幸福になるために生きている けれど・・・

人は幸福になるために生きているけれど、幸福になるようにデザインされているわけではない

橘玲「幸福の資本論」より引用

人は、幸福になるために生きています。

仕事をしているのも、資産形成をするのも、家族と過ごす時間も、すべては自分が幸福になるため。

一方で、幸福になるための方法は、学校では教えてもらえませんし、何となく生きていても幸福になれるわけではありません。

幸福に生きるためには、金融資産と、人的資本と、社会資本の3つの資本が重要です。

スクロールできます
3つの資本意味それぞれから得られるもの
金融資産お金自由
人的資本働いて稼ぐ力自己実現
社会資本家族・友人との人間関係共同体=絆

①金融資産

1つ目は「金融資産」です。要は、お金です。

コレが一番わかりやすいですよね。

金融資産を十分にもつことで得られるのは、ずばり「自由」です。

お金を十分に持っていれば、働き方(週3、週4など)を自分で選ぶことができますし、極端なことを言えば「経済的自由」まで達成したら、仕事しなくても良くなります。(それを望むかどうかは人それぞれですが)

一方で、お金がなければ、雇ってくれている組織や会社に生活を委ねている状態になります。

納得が行かなくても、言いたいことも言えないし、仕事をやめることはできません。ポイズン…😭

②人的資本

2つめは、「人的資本」です。

これは、働いて稼ぐ力を指します。

①の金融資産に似ていますが、人的資本を磨くことで得られるのは「自己実現」です。

たとえば、専門性を身につけたり、キャリアを身につけることは、稼ぐことにも繋がりますが、その人のアイデンティティにも繋がります。

好きなことに人的資本を集中的に投資することで、効率的に伸ばしていくことができます。

おちば

人的資本を鍛えると、金融資産を増やすことができます

③社会資本

3つめは、「社会資本」です。

これは、家族・友人との人間関係を指します。

家族との仲がよく、親しい友人と遊んだりすると、「共同体=絆」を得られます。

もちろん、友達が多ければ多いほど良いわけではありませんが、

強いつながり(身近な家族、恋人、親友)

弱いつながり(先輩後輩、SNSでの知り合いなど)

の2つをバランスよく持つことで、人生が豊かになると言われています。

重要:幸福は、「社会資本」からしか生まれない

特に注意しておきたいのは、幸福は「社会資本」がなければ生まれないという点です。

お金をどれだけ沢山もっていても、それを一緒に楽しく使える知り合いがいなければ寂しいですし、仕事がどれだけバリバリにできても一人きりではつらいですよね。

金融資産、人的資本をある程度持ちながらも、社会資本=大切な人との人間関係をきちんと持って、大切に育んでいかなければ、幸せになることは困難です。

Point!

●「金融資産」「人的資本」「社会資本」が、幸せの土台になる

●幸福は、3つの資本のうち「社会資本」からしか得られない

医師における3つの資本の特徴は?

幸福のための3つの資本を、医師の働き方に当てはめて考えてみます。

①金融資産:収入は多いが、浪費しがち

まず1つめの金融資産ですが、医師は収入が多めなので、金融資産を増やしやすいです。

医師の平均年収は1378万円とされており、一般的な平均年収と言われる400-500万円を大きく上回っています。(引用元のリンク

ただ、注意しておきたいのは、医師はお金に無頓着な人が多いことです。

普段の仕事の中でお金の使い方を学ぶ場が少ないため、しばしばお金の使い方が荒い事が多いです。

おちば

お金目当ての様々な業種のカモとなってしまうことも少なくありません💦

医師がやりがちな大きい出費

リスクの高い投資(新築ワンルームマンション投資など)

不必要に高級な家具や車、家の購入

自己研鑽のため大量に本を買ったり講習を受ける

飲み会に大金を使ってしまう

※これらは(1つめを除き)決して無駄使いではありませんが、限度がなければ貯金は貯まりません。

医師は、金融資産が増えやすい反面、使い方に無頓着なことが多い

②人的資本:専門性は重視するが健康は軽視されがち

医師にとっての人的資本は、専門資格がわかりやすいですよね。

内科専門医、サブスペ専門医、指導医、学位などなど…

また、この仕事は頑張れば頑張るほど、やりがいや自己実現を満たしやすいです。

ここは医師として働く上で本当に幸せを感じる人が多いと思います。

おちば

患者さんから感謝された時は、医師冥利に尽きますよね

一方で、人的資本として重要な、健康を軽視しやすい点は注意が必要です。

医師の食生活の不摂生や睡眠時間の短さは、皆さんの知っての通りです。

一般的に医師は寿命が60〜70歳と、一般の人より10歳以上短いと言われています。

医師は人的資本(特に専門性ややりがい)を重視しがち。健康はおろそかになりやすい。

③社会資本:仕事重視で、プライベートは軽視されがち

最後は、社会資本についてです。

医師の世界は、社会資本、特に家族との時間を軽視されがちと感じます。

たとえば、家族とのおでかけに行きたくても、毎週末に回診に行くことを義務付けられている病院も多いです。

プライベートを優先したくても、「人の命がかかっているのだから」という理由(決まり文句)で断れることはしばしばあります。

専攻医

一般的にも「医者なんだから、多少忙しくてもしょうがない」っていう風潮あるよね…

前述したように、幸せは社会資本からしか生まれません。。

ハードに働くと、医局や職場の人との人間関係は深まっていきますが、家族や職場以外の人間関係を広げることは難しいです。

意識して、家族や友人との人間関係を深めていきたいところです。

専攻医

一番人生で大切にすべきことを、一番後回しにされてるの、つらい…

医師の働き方において、社会資本は軽視されやすい

医師は、楽な仕事ほど収入が増えやすい

多職種とは異なる、医師の仕事の特殊な点としては、楽な仕事でも(楽な仕事のほうが)収入が増えることがあることです。

たとえば、大学病院でめちゃくちゃハードに働いている医師と、施設で嘱託医をしている医師では、(それぞれ質の違う大変さはあれど)圧倒的に前者のほうがハードですが収入は後者が2-3倍多いこともザラです。

これは、職場を「人的資本を伸ばせるかどうか」で判断している人が多いことを反映していると思います。

別に「どこで働いているから偉い」とかはありませんが、一般的にはスタッフの多いハイボリュームな病院のほうが、スキルを磨けるので専門性が身につきやすいです。

もちろん、今後は楽なバイトや専門性がなくてもできる仕事は割安になったりするリスクはあります。

ただ、ある程度でスキルに折り合いをつけなければ、仕事に忙殺されてしまった結果、健康や家族との時間など、大切な他の資本がおろそかになってしまい、バランスが取れなくなってしまうリスクがあるので、注意が必要です。

医師は、楽な職場のほうが収入が増えることがある

医師が、3つの資本を最大化するためにできることは?

では、これらの特徴をふまえて、医師はどうやって3つの資本を最大化するべきでしょうか?

①金融資産:お金の知識を身に着けつつ「守る力」をつける!

医師が金融資産を守るためには、お金の勉強をすることが重要です。

医師は、浪費しやすかったり、多職種のカモになってしまったりするリスクがあります。

現代において資産形成を学んだり、お金の使い方を学ぶことは必須です。

Youtubeをみたり、本を読んだりすることで身につくものは多いです。

おちば

僕は子供が1歳前後のときに簿記・FPの勉強をしたのと、寝かしつけの時にYoutubeを聞いたのが一番効果的だったように思います。

また、収入を増やせる職場へシフトすることも重要です。

ほとんどの医師の方はある程度収入が得られる場所で働いているとは思いますが、中にはかなり忙しい上で時間外まで無給で働かされる、あるいは時間外に上限をつけられるような条件の悪い職場で働いている方もいます💦

●お金に関する資格を取得(FPや簿記など)

●YouTubeでお金の勉強する

●資産形成のため、少額から投資をはじめてみる(インデックス投資など)

●条件のよい職場への転職も選択肢

②人的資本:資格やスキルは適度に、健康を意識する

医師が人的資本を強化する上で「資格集めや自己研鑽に奔走しすぎない」「健康に気をつける」ことは意識したいです。

今後は医師が多すぎる&患者が減る未来が近づいていると言われており、インフレもすすんでいます。

専門性がなくてもできる楽なバイトから収入が減ってくることが予想されます。

その時代が来るまでに、少なくとも専門医の資格は取っておきたいです。

一方で、専門医以上の資格(総合内科専門医や指導医、学位など)や医師としてのスキルは、あればあるほど収入が莫大に増えるというものではありません。

無駄な資格は、取得にコストがかかる上、維持するのも大変です。また、急性期病院でのスキルをすべて完璧に身に着けなければ他の職場で働けないわけではありません。

大学病院の上層部や市中病院の部長など、ポストがほしい方は別ですが、そうでないのならば、適度にスキルを身に着けた上で、自分が重視したい働き方にシフトすることは決して間違いではないはずです。

おちば

働き方に正解はないですが、ある程度の専門性・スキルを身に着けたら、自分の価値観に合った働き方をできるようにしたいですね

また、上述したように、医師は健康を失いやすいです。

健康に長生きすることができなければ、そのぶん働ける期間も短くなりますし、働いて得たお金を享受できる期間も短くなってしまいます💦

「自己実現」という一点にこだわりすぎてしまうと、失うものが大きいので気をつけたいですね。

●資格やスキルをある程度磨いた上で、どこかで折り合いをつける

●健康を意識した生活を送り、身体的・精神的ストレスの少ない職場を選ぶ

③社会資本:家族や友人との時間を意図的に取る

医師の世界では社会資本は軽視されやすいので、家族や親しい友人との時間を意図的に取ることを常日頃から意識しておいたほうがよさそうです。

特に、医局界隈の知り合いしか友人がおらず、家族との時間をとらずに仕事ばかりしていた…といった場合、将来的に医局をやめる段階になったときに、他の人脈がない状態になってしまいます。

その時に家族との関係も悪かったら、幸福度が高いとは言えませんよね。

具体的にできることとしては、

●家族や親しい友人との時間を大切にする

●今の職場や医局以外の人間関係を作る

などを意識することが大切だと思います。

バランスよく幸福の資本を最大化する手段として

幸福の資本が最大化できる職場へ移ることも選択肢

もしも、給料の安い職場でハードに働きながら健康や家族との時間を失っている場合、3つの資本のすべてを失ってしまっていることになります💦

そういった職場や医局はできるだけ避けることが重要です。

一昔前は、医局に属していなければ一人前の医師にはなれないとされていましたが、今は転職市場が活発化しているため、自分の求めている資本を得られる職場も求人情報が必ずあるはずです。

おちば

もしも転職活動を始めようと思ったら、知り合いのツテを探すのと同時に、まずは転職サイトに登録するのがお薦めです。

まずは1社登録してみるのがおすすめ

転職サイトはいくつかありますが、まずは1社だけ登録して、相談してみるのがオススメです。

個人的には「医師転職ドットコム 」が一番良いと思います。

医師転職ドットコムをおすすめする理由

・30000件を超える求人案件がある

・営業拠点が全国に7ヶ所あり、扱っているエリアが広い

・エージェントさんが優しいし仕事が速い

おちば

早めに登録しておいて、求人情報をエージェントさんに送ってもらうだけでも相場感がわかるのでオススメです。

エージェントさんと直接話す中で、自分の優先していることがはっきりしてくることもあります。

医師の転職なら「医師転職ドットコム」

本格的に転職を考えるなら、2-3社に登録を!

ちなみに、もしも来年度、再来年度など、近いうちに転職を考えているのであれば、2-3社の登録をしておくほうがおすすめです。

どれだけ良い転職会社と言われていても、やりとりをする転職エージェントさんによってコミュニケーションの取り方は様々だからです。

おすすめサイト特徴
【リクルートドクターズキャリア】 希望する働き方や目的をきちんとヒアリングし、求人の傾向や相場などを踏まえて転職先をオススメしてくれる
【マイナビDOCTOR】 様々な医療系の人材紹介サービスを展開しており、医療機関と結びつきが強いため、求人の種類が多い。
【民間医局】大手中の大手。毎日1000件以上の求人を更新しているので選択肢が多い

転職はリスクだが、転職活動はノーリスク」という言葉があります。

実際に僕は転職の2-3年前くらいからサイトへの登録をして、情報収集を続けていました。

転職活動は時間や労力がかかりますが、必ず最後には求める条件・内容の働き方の病院は見つかるはずです。

まとめ

「幸福の資本論」にかかれていた内容をもとに、医師の働き方について考えてみました。

医学の知識を学ぶことはもちろん大切ですが、こういった考え方を学ぶことも医師には必要だと感じ、記事にしてみました(^^)

医師は、患者さんの病気を治すことにこだわってしまいやすいですが、患者さんたちは「病気を治すため」に生きているのではなく、「幸せに生きるため」に、病気と闘っていますよね。

患者さんを幸せにするためにも、まずは自分が幸せになることを大切にしながら生きていたいと感じます。

参考になれば幸いです!

■おすすめの本2冊

・シンプルで合理的な人生設計

「幸福の資本論」の作者の橘玲さんが、幸福の資本論をさらにアップデートさせた本を作られています。

・本当の自由を手に入れる お金の大学

お金の勉強といっても、なにで勉強したらいいか分からない…という方には、まずはこの1冊がおすすめ。

kindle unlimitedなら無料で読めます。冗談抜きで、内容の充実具合が半端ないです。

■関連記事

自分が何を重視するか、価値観を棚卸しすることは大切です。

医局をやめるかどうか…と悩んでいる方は、こちらの本もオススメです。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

アラサーの男性医師。内科専門医/透析専門医/腎臓専門医。
腎臓内科医として市中病院で勤務しています。
忙し過ぎる研修医〜専攻医を含め若手医師向けに、医師のキャリア・専門医試験/レポート対策・仕事のコツ・医学の勉強・資産形成などのお役立ち情報をまとめています。
仕事も家庭も大切にしたいと思うひとの力になれたら嬉しいです。
趣味は音楽、読書、公園巡り。

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